通信販売で商品の販売をするときには、当然ながら受注から発送までの流れを行わなくてはいけません。はじめる前は簡単なことのようにも思えますが、注文数が増えてきたときなどには、きちんときまりごとをつけていかないとなかなか上手に商品の流れをつくることができなくなってきます。基本的な流れをおさえておくことで、大量注文にも対応ができるようになるのです。
通販業務には、商品内容にかかわらず基本的な業務があります。まず「受注」に始まり、「配送」「仕入れ」「経理」「システム業務」「販促業務」「「マーケティング」などです。このように並べて書くと、まるで大企業の課のようですが、販売業務を行うときにはこれらの分担した役割は大変重要になってきます。人数の少ない通信販売においては、大企業の各課の役割をすべて一人(ないしは数人)でこなす覚悟が必要です。
一方、通信販売をビジネスとして行う場合にはきちんと手順を踏んだ流れもおさえておくことが大切です。まず通信販売をするための「広告媒体(テレビ・ラジオCM、インターネット、カタログ、ダイレクトメールなど)はどれを利用するか決める」「注文の受け方を決める」「商品の仕入れと発注のタイミングを決める」「出荷方法を決める」「代金回収方法を決める」「代金支払方法を決める」などです。
中には面倒な発送や代金回収を外注するしくみもあります。ですが、外注は出来る部分とできない部分とがあります。